内容
養豚場で使う「くすり」は、正しく使用することで効果を発揮し、生産性の改善や利益向上につながります。さらに抗菌剤の適正な使用は薬剤耐性(AMR)対策となり、安全・安心な豚肉提供にも寄与します。本書では、養豚場で使用される薬剤の考え方や、各種薬剤の適切な取り扱い・管理方法を解説します。目次
【Chapter 1 養豚場とくすり】1.養豚場と薬(抗菌剤)の関係 ─薬剤耐性の現状と対策─
川西 路子(農水省)
2.世界各国のAMR 対策
杉浦 勝明(東京大学大学院)
3.養豚場の抗菌剤使用量評価システムPigINFO Bioの活用
山根 逸郎(農研機構 動物衛生研究部門)
4.知っていますか? 動物用医薬品の開発
中村 成幸((公社)日本動物用医薬品協会)
【Chapter2 豚に使うくすり】
1.養豚場で使用する動物用医薬品を知ろう
水上 佳大(有限会社あかばね動物クリニック)
2.薬剤の効果を最大限に引き出すには
塚原 隆充(株式会社栄養・病理学研究所)
3.豚への注射法 ─的確かつ安全に実施するために─
渡辺 一夫(株式会社ピグレッツ)
4.経口投与(飼料添加、飲水投与)のポイント
田島 守(フロントサークル株式会社)
5.豚肉に残留するくすりと休薬期間
江口 郁(農水省 動物医薬品検査所)
【Chapter3 農場に使うくすり】
1.洗浄・消毒の効果を高めるために
三宅 眞佐男(アニマル・バイオセキュリティ・コンサルティング株式会社)
2.養豚場における殺虫剤・殺鼠剤の使い方
山本 喜康(エランコジャパン株式会社)
【Chapter4 くすりを正しく使うために】
1.くすりの効果を発揮させる衛生プログラム
矢原 芳博(日清丸紅飼料株式会社 技術サポート部)
2.うまく使おう 農場HACCPとくすりの管理
高橋 佐和子(高橋とんとん診療所)
【付録】
1.動物用医薬品 添付文書の読み方
2.薬剤・治療・注射針管理表
編集:『養豚界』編集部
A4判 98頁
2020年8月発行
定価:本体2,800円(税別)
A4判 98頁
2020年8月発行
定価:本体2,800円(税別)
養豚界臨時増刊号