内容
呼吸器疾病と並び、養豚場で大きな問題となっている豚の消化器疾病。特に下痢は、若齢期の事故率、肥育期の増体量・FCR悪化などにつながり、経営へのダメージも大きい。 本書では、豚の腸管の仕組みと下痢発生のメカニズムを解説した上で、下痢を引き起こす疾病とその対策を示すとともに、予防策も提示。豚流行性下痢(PED)の対策についても、国内と北米の事例を交えて紹介する。目次
【 グラビア 】■写真でみる 豚のふん便と腸管
小池 郁子(エス・エム・シー(株))
■豚の下痢の原因とその好発時期
矢原 芳博(日清丸紅飼料(株)総合研究所 検査グループ)
【 第1章 消化器の生理と下痢対策の基本 】
■現場で知っておきたい 腸管の役割と下痢発生のメカニズム
末吉 益雄(宮崎大学 産業動物防疫リサーチセンター)
■腸内細菌の役割と菌叢バランスの重要性
塚原 隆充((株)栄養・病理学研究所、京都府立大学大学院)
■下痢発生時のチェックポイントと初動対策
志賀 明((有)シガスワインクリニック)
【 第2章 下痢を引き起こす疾病と対策 】
■大腸菌症
小林 秀樹((独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所)
■哺乳~離乳期の大腸菌症対策
矢原 芳博(日清丸紅飼料(株)総合研究所 検査グループ)
■サルモネラ病
渡辺 一夫((株)ピグレッツ)
■壊死性腸炎
網本 勝彦((株)微生物化学研究所)
■豚赤痢
足立 吉數(茨城大学 名誉教授)
■豚増殖性腸炎(PPE)
三上 修((独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所)
■豚流行性下痢(PED)
豚伝染性胃腸炎(TGE)
宮? 綾子((独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所)
■PED発生農場における対策事例
伊藤 貢((有)あかばね動物クリニック)
■北アメリカのPED対応から日本養豚が学ぶべきこと
ピンチをチャンスに変える!
大竹 聡((株)スワイン・エクステンション&コンサルティング)
■ロタウイルス感染症
宮? 綾子((独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所)
■コクシジウム病
島田 隆男(千葉県農業共済組合連合会)
■[コラム]飲水・水質から考える下痢対策
早川 結子((株)ピグレッツ)
【 第3章 消化器疾病の予防策 】
■消化器疾病の侵入・拡散を防ぐバイオセキュリティ
藤原 孝彦(藤原動物病院)
■消毒への認識を変えてください!
三宅 眞佐男(アニマル・バイオセキュリティ・コンサルティング(株))
【 付録 】
■下痢対策 資材ガイド
編集:『養豚界』編集部
A4判 102頁
2014年7月発行
定価:本体2,800円(税別)
A4判 102頁
2014年7月発行
定価:本体2,800円(税別)
養豚界臨時増刊号