内容
消化器疾病と並び、養豚場の二大疾病とされる呼吸器疾病。哺乳期から肥育期まで、さまざま病原体による疾病が養豚場の生産性に悪影響を及ぼします。本書では、豚の呼吸器のメカニズムや呼吸器疾病発症の仕組みを解説した上で、各疾病の特徴と対策を提示。予防に欠かせない飼養管理のポイントも紹介します。目次
【グラビア】■写真でみる 豚の呼吸器と肺病変
小池 郁子(エス・エム・シー株式会社)
呼吸器疾病感染時期と複合感染の発症概念
監修:矢原 芳博(日清丸紅飼料株式会社)
【第1章 豚の呼吸器と呼吸器疾病】
■豚における肺炎のメカニズム
川嶌 健司(農研機構 動物衛生研究部門)
■養豚生産現場における呼吸器疾病
矢原 芳博(日清丸紅飼料株式会社)
■複合感染を起こしやすい呼吸器疾病
岡村 雄司(おかむらアニマルクリニック)
【第2章 さまざまな呼吸器疾病】
<ウイルス性疾病>
■豚繁殖・呼吸障害症候群
高木 道浩(農研機構 動物衛生研究部門)
■豚サーコウイルス関連疾病
恒光 裕(株式会社北海道中央牧場)
■豚インフルエンザ
小澤 真(鹿児島大学)
<細菌性疾病>
■豚胸膜肺炎
伊藤 博哉(農研機構 動物衛生研究部門)
■豚マイコプラズマ肺炎
宗田 吉広(農研機構 動物衛生研究部門)
■レンサ球菌症
片岡 康(日本獣医生命科学大学)
■グレーサー病
鮫ヶ井 靖雄(JA全農 家畜衛生研究所 クリニックセンター東北分室)
■萎縮性鼻炎
宮内 大輔(JA全農 福岡畜産生産事業所)
■パスツレラ症
小野 雅章(JA全農 福岡畜産生産事業所)
【第3章 飼養環境と呼吸器疾病】
■呼吸器疾病の環境要因を取り除く飼養管理
水上 佳大(有限会社あかばね動物クリニック)
■換気と豚舎構造の関係
熊谷 隆(株式会社マックプラニング)
編集:『養豚界』編集部
A4判 82頁
2017年7月発行
定価:本体2,800円(税別)
A4判 82頁
2017年7月発行
定価:本体2,800円(税別)
養豚界臨時増刊号