内容
養豚場において、生産性向上とコスト削減のためには豚病対策は必須であり、今後その要となるのは、疾病と闘わないためのバイオセキュリティです。バイオセキュリティは、農場に病原体を入れないための農場外バイオセキュリティ、農場内に病原体をまん延させないための農場内バイオセキュリティ、バイオセキュリティの取り組みを評価する検査やモニタリングなどの要素が必要になります。本書では、バイオセキュリティの重要性を啓蒙しつつ、これらの項目を網羅的に解説。また継続のために必要なことや、組織的にバイオセキュリティに取り組む事例も紹介します。目次
【グラビア】■写真でみる! 養豚場のバイオセキュリティ
【第1章 バイオセキュリティの基本】
■バイオセキュリティとは? 存在意義と実践のためのノウハウ
大竹 聡(株式会社スワイン・エクステンション&コンサルティング)
■防疫の土台となる洗浄・消毒
竹原 一明(東京農工大学大学院)
【第2章 農場外バイオセキュリティ】
■豚と精液の外部導入
武田 浩輝(有限会社アークベテリナリーサービス)
■外部との接触に大きく関わる人のバイオセキュリティ
田島 守(フロントサークル株式会社)
■改めて見直そう! 車両消毒
渡山 恵子(宮崎県宮崎家畜保健衛生所)
■きちんとできていますか? へい獣処理
藤原 孝彦(藤原動物病院)
■農場へ持ち込む物品や配達物の扱い方と注意点
水野 航、木間 奈都子、山田 泰士(株式会社食環境衛生研究所)
■飼料のバイオセキュリティ バイオセキュリティのグローバル化
大竹 聡(株式会社スワイン・エクステンション&コンサルティング)
■飼料のバイオセキュリティ メーカーの取り組み
田中 秀一(日本農産工業株式会社 品質保証部)
■水の管理と水質検査
香川 光生(香川家畜診療所)
■空気のバイオセキュリティ 疾病の空気伝播とその対策
大竹 聡(株式会社スワイン・エクステンション&コンサルティング)
■疾病を媒介する害虫・害獣とその対策
小東 智哉(宮崎県経済農業協同組合連合会)
【第3章 農場内バイオセキュリティ】
■ピッグフローとバイオセキュリティ
基本となるAI・AO
呉 克昌(株式会社バリューファーム・コンサルティング) [文責:編集部]
■農場内の人の動きとバイオセキュリティ
早川 結子(イデアス・スワインクリニック)
■防疫と食の安全に関わる注射
福山 聡(フォーピッグ那須)
【第4章 免疫安定とモニタリング】
■免疫の考え方とワクチネーションプログラム
水上 佳大(有限会社あかばね動物クリニック)
■バイオセキュリティにおける疾病検査
助川 慎(日本ハム株式会社 中央研究所)
【第5章 実践のために】
■バイオセキュリティを支える情報管理とコミュニケーション
数野 由布子、渡部 佑悟、石関 紗代子(有限会社サミットベテリナリーサービス)
■いま一度確認したい記録の重要性
小池 郁子(エス・エム・シー株式会社)
■バイオセキュリティの数値化~BioAsseTを例に~
佐々木 羊介(宮崎大学)
■新潟県におけるPRRS 清浄化に向けた取り組み
村山 修吾(新潟県下越家畜保健衛生所)
■PRRSプロジェクトにおける直営農場での組織的なバイオセキュリティ取り組み事例
本田 宣明(鹿児島県経済農業協同組合連合会)
【付録】
■PRRS ステージ定義Ver.3
■BioAsseT Light
編集:『養豚界』編集部
A4判 126頁
2018年8月発行
定価:本体2,800円(税別)
A4判 126頁
2018年8月発行
定価:本体2,800円(税別)
養豚界臨時増刊号