内容
今日、乳牛や肉牛の改良に必須の技術として人工授精とともに普及している受精卵移植(胚移植、ET)。本書では、ETの基本的な考え方や技術の実践方法から、ETに関する技術や理論の最新の知見を分かりやすく解説。獣医師や家畜人工授精師、肉牛および酪農家とその関係者、畜産や動物生産を学ぶ学生に必携となる一冊。目次
第1章 総論 技術概要1-1 受精卵移植技術の概要 堂地 修、片岡妃奈
1-2 牛受精卵移植技術の国内での取り組みの変遷 牛島 仁、濱野晴三、橋谷田 豊、小島敏之
1-3 家畜改良増殖法における受精卵移植に係る規定などについて 濱野晴三
1-4 生産現場における採卵と移植技術の概要 山本広憲
1-5 牛体内受精卵の鑑別、洗浄および凍結保存 的場理子
1-6 レシピエントの発情誘起、発情同期化および排卵同期化 橋谷田 豊
1-7 受精卵の移植方法 吉川基一
1-8 ET産子の出生・哺育・育成のポイント 小岩政照
第2章 各論 技術の応用~有効活用に向けて~
2-1 牛過剰排卵処置の簡易化 木村康二
2-2 ドナー牛の選別:抗ミューラー管ホルモン(AMH)を指標とした受精卵生産性予測 北原 豪
2-3 体内受精卵採取(採卵)において過剰排卵処置に影響する要因について 稲葉泰志
2-4 過剰排卵処置または受精卵移植の実施にあたり問題となる繁殖障害 三浦亮太朗
2-5 受精卵移植と暑熱ストレス 阪谷美樹
2-6 リピートブリーダーに対する追い移植の利用について 宮村元晴
2-7 牛受精卵のゲノミック評価 藤井貴志
監修:今井 敬
編集:『臨床獣医』編集部
A4判 122頁
2023年6月発行
定価:本体4,500円(税別)
編集:『臨床獣医』編集部
A4判 122頁
2023年6月発行
定価:本体4,500円(税別)
臨床獣医 2023年臨時増刊号