内容
動物たちのタマタマ事情と進化のふしぎ!タマタマ(精巣、睾丸、金玉などとも呼ばれる精子や雄性ホルモンをつくる臓器)を中心とした動物の生殖器についてのさまざまな話題を紹介。
動物たちのタマタマを通じて、生殖と進化のおもしろさに迫る一冊。
陸の動物、海の動物、空飛ぶ動物、約100種の動物たちのタマタマ事情を紹介!
●なぜ生殖器は進化のスピードが速いの?
●タヌキのタマタマって本当に大きいの?
●セミクジラのタマタマはなんと972kg!
●ウニやヒトデのタマタマってどの部分?
●どの動物のタマタマがおいしい? etc.
平易かつユーモアあふれる文章で、小学校高学年から大人まで幅広く楽しめる内容となっています。
目次
口絵おまけのタマタマ&チンチン
はじめに
第1章 タマタマの基礎知識
1 タマタマとはなにか?
耳慣れないタマタマという言葉を使うわけ
生殖器って下品なの?
交尾を隠す動物もいる?
外性器と内性器
収納できる外性器
哺乳類はみんな包茎
2 タマタマの機能
タマタマは精子をつくる
精子と精液
雄性ホルモンをつくり出す
睾丸と金玉
それは私のおいなりさんだ
第2章 陰嚢の謎
1 陰嚢のある哺乳類
哺乳類の分類
陰嚢のない哺乳類もいる
もともとあったか、なかったか
2 陰嚢の役割
鼠径管を通って陰嚢へ
陰嚢ができたのはなぜ?
陰嚢は冷えやすい
血管による熱交換
本当に高温に弱いのか?
陰嚢をめぐるさまざまな説
3 鳥のタマタマ
鳥にもタマタマはある
チンチンを持つ鳥は少ない
卵とチンチン
鳥は陰嚢がなくても平気なの?
恐竜のタマタマ
第3章 タマタマを切ろう
1 動物の去勢
どうして切るの?
愛玩動物の去勢
食用動物の去勢
サラブレッドの去勢
2 ヒトの去勢
ヒトだって去勢する
去勢をして出世しよう!
宗教上の理由による去勢
美声を求めたカストラート
日本の去勢事情
第4章 食べものとしてのタマタマ
1 海の動物のタマタマ
わりとメジャーなマダラの白子
いろいろな魚の白子
卵巣か? 精巣か? ウニの生殖巣
そのほかの棘皮動物
2 陸の動物のタマタマ
意外とレア? 哺乳類のタマタマ
ブタのタマタマは出まわりやすい?
ウシのタマタマは「山のカキ」
レアな哺乳類のタマタマ
おうちでも食べられる?
わりとレアなニワトリのタマタマ
鳥のタマタマは小さい?
第5章 タマタマの雑学
1 タマタマの大きさくらべ
最大のタマタマの持ち主は?
最小のタマタマの持ち主は?
タマタマの大きさと繁殖スタイル
乱婚のものはタマタマが大きい
アンテキヌスの過酷な繁殖行動
タマタマが大きいと偉い?
同じ種でも大きさが変わる
2 いろいろな動物のタマタマ
陰嚢をなくした哺乳類
半水中生活をするアザラシ上科
カバのタマタマは移動する
おしりの穴に収納したビーバー
男勝りなブチハイエナのメス
オスも袋を持つ有袋類
穴を掘る哺乳類
中途半端に陰嚢をなくした哺乳類
タヌキの金玉は畳8枚分?
オスの体全体が陰嚢になる動物
タマタマだけで繁殖するパロロワーム
解説
著:丸山 貴史
監修:成島 悦雄
四六判 168頁
ISBN978-4-89531-783-2
2022年5月発行
定価:本体1,750円(税別)
監修:成島 悦雄
四六判 168頁
ISBN978-4-89531-783-2
2022年5月発行
定価:本体1,750円(税別)