内容
「カラス博士」として有名な著者が、20年あまりの教授生活で遭遇した味わい深いエピソードの数々を紹介!ウシ、ブタ、ニワトリ、モグラ、コウモリ、カラス、スズメなど、いろいろな動物たちの生命を探って大騒ぎする、学生と教員の明るく、ユーモラスな日常の物語。動物の個性や命の尊さ、学生や教員の知られざる努力や知の探究の奥深さを知ることができる。
【本書のポイント】
・中学生から大人まで幅広い年代が読みやすい内容。
・中高校生の読者が大学の研究室のおもしろさや学問の豊さを知り、進路について考えるきっかけになる。
・解剖学や農学といった生命科学の物語を通じて、命の大切さを学べる。
・各エピソードにまつわるちょっとした小話をコラムとして紹介。
目次
第1話 センセイ! 犯人はカラスです! ~空からの黒装束の侵入者~第2話 スズメがヘビに変身したという驚愕の朝
第3話 センセイ、ネズミに噛まれる!
第4話 センセイ! カラスを逃がしてしまいました
第5話 カモの羽の色は幻!
第6話 ダチョウは幼形成熟動物だって!
第7話 カラスの肉を食べさせられるセンセイ
第8話 センセイ! 水牛の眼をもってきました! ~エジプトから水牛の眼がやってきた~
第9話 美術学生、蛆虫大作戦でウマの頭蓋骨づくり
第10話 センセイ! 車のなかがたいへんです!
第11話 なんたる誤解、モグラには立派な眼があった!
第12話 コウモリ捕獲作戦、老教授 学生に勝る
第13話 記憶とともに消えたカラス
第14話 ブタの麻酔は一触即発の暴走の危機
第15話 どろぼうにも怖い研究室
第16話 解剖準備室がカラスの糞だらけです!
第17話 ダチョウの卵を孵化したい!
第18話 鳥インフルエンザ襲来
第19話 カワウの内臓はゾンビの世界
第20話 そんなことあるの? カラスには精巣も卵巣も見つかりません!
第21話 解剖実習用のネズミの運命は?
第22話 センセイ! ウマの脳を研究したい!
第23話 Crow(苦労)の末、カラスが全部死んじゃいました…
コラム1 農学部ってなにを学ぶところ?
コラム2 マウスとラット、なにがちがう?
コラム3 ブタの肉が食べられなくてもカラスの肉は食べられる
コラム4 光る動物の眼
コラム5 鳥の糞
コラム6 地道な基礎研究の危機、研究費が危ない!
著:杉田 昭栄
B6判 240頁
ISBN978-4-89531-369-8
2019年3月発行
定価:本体1,650円(税別)
B6判 240頁
ISBN978-4-89531-369-8
2019年3月発行
定価:本体1,650円(税別)
農学部解剖学研究室の悲喜こもごも