特集
Feature Article!猫の慢性下痢へのアプローチ
猫の慢性下痢の原因は多岐にわたり、適切な診断とそれに対応した治療が必要となります。特に炎症性腸疾患や小細胞性リンパ腫の場合は内視鏡検査による生検が必要となるため、その前に診断できる疾患を除外し、検査の適応を慎重に判断することが重要です。本特集では、まず慢性下痢を呈する猫に対する診断アプローチについて学びます。次に、炎症性腸疾患と小細胞性リンパ腫の鑑別方法として、内視鏡検査による生検のポイントや病理検査の意義を解説していただき、さらにそれぞれの疾患の臨床的な特徴について比較しながら整理していただきました。
▽猫の慢性下痢に対する診断アプローチ
大森啓太郎
▽病理医からの視点 ~炎症性腸疾患と小細胞性リンパ腫の鑑別~
岡田一喜
▽炎症性腸疾患(IBD)と小細胞性リンパ腫
馬場健司
■一次診療現場で押さえておきたい! 外科手術
第16回(最終回) 「胆嚢摘出術」
小出和欣
■タイムチャートで学ぶ! 獣医師と動物病院スタッフのチーム救急医療
第4回 「胸水貯留・気胸」
加地英樹、監修:森田 肇
■ここからはじめる! 産科のファーストステップ
第2回 「雄の生殖器の構造および性成熟と先天的異常」
南 晶子、監修:筒井敏彦
■眼科診療がよく分かる・得意になる!
第15回 「眼窩の疾患」
青木陽祐、辻田裕規、監修:余戸拓也
■ここでつまずく 超音波検査のQ&A
第2回 「検査機器の設定」
吉川尚孝、監修:石川雄大
■こんな症例に出会ったら? とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第69回 「ひどい血便…これって急性胃腸炎ですよね?」
森本健太、森田 肇
■この症例 あなたならどうする?
第16回 「無徴候性の膵リパーゼ上昇」
中川泰輔
■愛玩動物看護師のための 飼い主指導&臨テクメモ
第5回 「犬パラインフルエンザウイルス感染症・ボルデテラ感染症・ケンネルコフ」
南 智彦、監修:石川勇一
■獣医臨床論文のビジュアルアブストラクト
No.30 「猫の尿管結石による閉塞は内科治療で4頭に1頭くらいが改善するかもしれない」
石川勇一
■獣医師&動物病院のための 法律相談所
第13回 「訴訟されたらどうする?(4) ~こんな検査・治療だと義務違反!?~」
鈴木智洋
■Close Up!
「カルトロフェン・ベット ®注射液を用いた犬の胸腰部椎間板ヘルニアにおける内科管理について」
金野 弥
■Close Up!
「あなどってはいけない猫特発性膀胱炎~ウラジロガシエキス配合サプリメントの提案~」
岩井聡美
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