特集
Feature Article!怖い! からこそアップデートしておきたい 人獣共通感染症の今
世界保健機関(WHO)が提唱し、世界的に認識されてきている「ワンヘルス(One Health)」は、人と動物、そして環境の三者の健全性をバランスよく最適に保つための総合的なアプローチであり、人獣共通感染症への対策はその重要な課題の1つとなります。環境の大きな変化や診断技術の向上に伴い、これらの感染症の報告は増加しており、獣医師の立場として人獣共通感染症についての正確な知識をもち、的確な診断を行う必要があります。
今回はウイルス性疾患として、狂犬病、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、新型コロナウイルス感染症を、細菌性疾患としてレプトスピラ症、カプノサイトファーガ感染症、パスツレラ症、Q熱、猫ひっかき病、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症を、また、寄生虫性疾患としてエキノコックス(多包虫症)を取り上げ、各界の第一線で活躍する先生方にそれぞれの概要や診断、治療などについて、最新の情報を提供していただきました。
▽はじめに ~本特集について~ 栗田吾郎
【動物も人もかかりたくない感染症】
▽狂犬病 ~発生状況~
伊東彰仁
▽狂犬病 ~日本の予防接種における課題~
栗田吾郎
▽レプトスピラ症 ~最新の国内発生状況より~
村田佳輝
▽SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
前田 健
▽新型コロナウイルス感染症 ~SARS-CoV-2を進化の立場から考察する~
杉田繁夫
【動物は大部分が無徴候でも、人では重篤となる危険性のある感染症】
▽エキノコックス ~我が国における人の多包虫症および犬の多包条虫感染症の現状~
佐伯英治
▽カプノサイトファーガ感染症
鈴木道雄
▽パスツレラ症 ~人の発生状況~
荒島康友
▽パスツレラ症 ~動物(犬・猫)における発生状況~
露木勇三
▽Q熱
荒島康友
▽猫ひっかき病
佐藤真伍、丸山総一
▽コリネバクテリウム・ウルセランス感染症
佐伯 潤
■病理診断とエビデンスによる腫瘍の治療戦略 New!
第1回 「組織球性腫瘍」
谷 浩由輝、榎本薫子、監修:近藤広孝
■この症例 あなたならどうする?
第15回 「針生検により診断に至った症例」
鍋谷知代
■眼科診療がよく分かる・得意になる!
第12回 「瞬膜の疾患」
寺門邦彦、監修:余戸拓也
■理解を深める 内分泌疾患の基礎と臨床
第13回 「犬の糖尿病2」
森 昭博
■エキゾチックアニマルの画像検査
第4回 「チンチラ(1):撮影法 」
霍野晋吉
■獣医臨床論文のビジュアルアブストラクト
No.27 「眼球摘出術では臨床的に問題となる出血はあまり生じない」
石川勇一
■獣医師&動物病院のための 法律相談所
第10回 「訴訟されたらどうする?(1) ~訴訟に至る前に問題となる手続き~」
鈴木智洋
■座談会 「ポリ硫酸ペントサンナトリウム(PPS)製剤の活用法」
竹内和義、鈴木真樹、福留 孝、平島康博
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