特集
Feature Article!心タンポナーデに立ち向かう
「心タンポナーデ」とは、種々の原因による心膜液貯留によって心膜腔内圧の上昇を来し、循環に障害が生じている状態を指します。心膜腔内への出血などで急激に生じる心タンポナーデでは容易に閉塞性ショックを引き起こし、しばしば緊急を要する病態となるため、迅速な診断と処置が救命には必須となります。本特集では、犬と猫の心膜液貯留および続発する心タンポナーデの病態、評価・診断、および治療について解説していただきました。
▽はじめに ~本特集について~
高野裕史
▽病態生理と救急対応
中村 俊
▽特発性心膜炎
水野壮司
▽心臓腫瘍
侭田和也
▽左房破裂
吉池卓也
■診断に活かす 心エコー図検査の第一歩
第17回 「心タンポナーデ」
高尾紘一郎、監修:佐藤貴紀
■X線読影 プロフェッショナルの思考回路
第14回 「Case10:脊椎X線2」
坂大智洋、監修:中山智宏
■消化管内視鏡の適応を知る! 消化器疾患症例集
第22回 「胃の印環細胞癌の犬の1例」
中島 亘
■この症例 あなたならどうする?
第2回 「無症候性の胆嚢内胆石の症例」
金本英之
■ビジュアルで理解するフェレットの外科
第9回 「インスリノーマ Part2:外科的治療」
戸崎和成
■小動物臨床のクリニカルパール集
第10回 「呼吸器」
末松正弘、監修:石川勇一
■獣医臨床論文のビジュアルアブストラクト
No.12 「犬のストラバイトを疑う膀胱結石は食事療法で6割くらいが溶けるかもしれない」
石川勇一
■Close Up!
「犬と猫の脂質代謝異常」
吉田 慧、西飯直仁
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