CAP 2022年1月号

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    特集

    Feature Article!
    心タンポナーデに立ち向かう

    「心タンポナーデ」とは、種々の原因による心膜液貯留によって心膜腔内圧の上昇を来し、循環に障害が生じている状態を指します。心膜腔内への出血などで急激に生じる心タンポナーデでは容易に閉塞性ショックを引き起こし、しばしば緊急を要する病態となるため、迅速な診断と処置が救命には必須となります。本特集では、犬と猫の心膜液貯留および続発する心タンポナーデの病態、評価・診断、および治療について解説していただきました。


    ▽はじめに ~本特集について~
    高野裕史

    ▽病態生理と救急対応
    中村 俊

    ▽特発性心膜炎
    水野壮司

    ▽心臓腫瘍
    侭田和也

    ▽左房破裂
    吉池卓也


    ■診断に活かす 心エコー図検査の第一歩
    第17回 「心タンポナーデ」
    高尾紘一郎、監修:佐藤貴紀

    ■X線読影 プロフェッショナルの思考回路
    第14回 「Case10:脊椎X線2」
    坂大智洋、監修:中山智宏

    ■消化管内視鏡の適応を知る! 消化器疾患症例集
    第22回 「胃の印環細胞癌の犬の1例」
    中島 亘

    ■この症例 あなたならどうする?
    第2回 「無症候性の胆嚢内胆石の症例」
    金本英之

    ■ビジュアルで理解するフェレットの外科
    第9回 「インスリノーマ Part2:外科的治療」
    戸崎和成

    ■小動物臨床のクリニカルパール集
    第10回 「呼吸器」
    末松正弘、監修:石川勇一

    ■獣医臨床論文のビジュアルアブストラクト
    No.12 「犬のストラバイトを疑う膀胱結石は食事療法で6割くらいが溶けるかもしれない」
    石川勇一

    ■Close Up!
    「犬と猫の脂質代謝異常」
    吉田 慧、西飯直仁

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