特集
Feature Article!臨床家がおさえておきたい猫のレトロウイルス感染症
猫白血病ウイルス(FeLV)と猫免疫不全ウイルス(FIV)は、世界各地で確認されている一般的なレトロウイルスです。根本的な治療法がない反面、ワクチン接種により予防できる点は特徴的です。また垂直感染や直接的な接触により伝播するため、院内でのスクリーニング検査で抗原(あるいは抗体)陽性であった場合、院内感染を予防したり、飼い主に対しては家庭内感染を予防するための指導を行う必要があります。しかし、検査結果の解釈には注意しなければなりません。検査時期や年齢によっては、検査ラボによる追加検査を実施する場合もあるため、臨床家には正確な判断が求められます。本特集ではFeLVとFIVについて、おさえておくべき基礎的な知識とともに、検査・診断の注意点や予防のポイントを整理していただきました。
▽猫白血病ウイルス(FeLV)
服部 幸
▽猫免疫不全ウイルス(FIV)
桑原 岳
■臨床現場で活かす! 基礎から学び直す細胞診
第14回 「肝臓・膵臓」
二瓶和美、監修:内田和幸
■診断に活かす 心エコー図検査の第一歩
第8回 「肺動脈狭窄症」
井口雅之、監修:佐藤貴紀
■私の心に残るあの症例
第13回 「肝脾T細胞型リンパ腫の猫の1例」
瀬川和仁
■消化管内視鏡の適応を知る! 消化器疾患症例集
第19回 「大腸血管拡張症の犬の1例」
中島 亘
■子犬と子猫の診療入門
第15回 「周術期管理」
下田有希
■デグーの医学 New!
第1回 「皮膚疾患」
霍野晋吉
■ビジュアルで理解するフェレットの外科
第6回 「体表腫瘤Part2」
戸崎和成
■ハムスター臨床 ステップアップ講座
第9回(最終回)「皮膚疾患の外科処置:体表腫瘤」
小沼 守
■獣医臨床論文のビジュアルアブストラクト
No.03 「犬の胆石は偶発所見であることが多く、その後も臨床的問題を起こすことは少ない」
石川勇一
■小動物臨床のクリニカルパール集 New!
第1回 「一般診療 Part1」
石川勇一
■Close Up!
「EPIC Study:犬の無症候性粘液腫様僧帽弁疾患における臨床的およびX線学的指標の経時的変化」
監訳:藤井洋子
■Close Up!
「イトラコナゾールおよび抗ヒトTNF-α製剤を用いた猫伝染性腹膜炎の治療の試み」
土岐朋義、高野友美
■Close Up!
「犬と猫における急性下痢症の治療法 ~ディアバスター ®注の使いドコロ~」
大森啓太郎
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