特集
Feature Article!犬と猫の角膜潰瘍 ~検査・診断と内科的治療法~
犬と猫の角膜潰瘍は、臨床現場で遭遇することが多い眼科疾患です。外傷や涙液異常といった様々な原因によって発症しますが、その障害の程度(潰瘍の深さ)や検査所見を正しく理解していなければ、誤った治療により症状を悪化させてしまうこともあります。特に一次診療施設では、点眼薬・内服薬の選択や治療用コンタクトレンズの使用法について熟知している必要があります。本特集では、角膜の基礎知識と角膜潰瘍の診断・鑑別について整理した上で、内科的治療法の考え方や具体例だけでなく、治療に苦戦するであろう症例を紹介していただきました。
▽角膜の基礎知識と検査・診断 ~理解を深めるファーストステップ~
高橋広樹
▽様々な角膜潰瘍における内科的治療法
能美君人
▽治療に苦戦した角膜潰瘍症例
岩下紘子
■子犬と子猫の診療入門
第14回 「口腔内疾患」
網本昭輝
■臨床現場で活かす! 基礎から学び直す細胞診
第13回 「消化管」
坪井誠也、監修:内田和幸
■こんな症例に出会ったら? とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第47回 「さっき〇〇を食べちゃったんですけど…」
入江なつは
■X線読影 プロフェッショナルの思考回路
第9回 「頭部X線読影の基本」
坂大智洋、監修:中山智宏
■診断に活かす 心エコー図検査の第一歩
第7回 「心室中隔欠損症」
堀 泰智、監修:佐藤貴紀
■私の心に残るあの症例
第12回 「放射線治療後の再発病変に対してトセラニブを投薬し長期生存した鼻腔腺癌の犬」
吉川竜太郎
■ウサギ診療 これだけは!
第5回 「消化器疾患1」
成毛淳人
■獣医臨床論文のビジュアルアブストラクト
No.02 「無症候性のグレードⅡ膝蓋骨内方脱臼は自然経過で50%が手術を必要とした」
石川勇一
■症例報告
「気管虚脱Grade4および連続性の気管膜性壁腫瘤により呼吸困難を起こした犬の1例」
吉武勇人、平尾大樹、平川 篤、末松弘彰、末松正弘
■Close Up!
「猫の新しい形態学的な体組成評価法 ~猫の肥満指数およびエコーを用いた蓄積脂肪・筋量評価法~」
岩崎永治
■Close Up!
「猫舐性皮膚炎に対する還元型コエンザイムQ10の有用性」
伊藤裕行、岩田博昭、阪本浩和
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