特集
Feature Article!実践! 血液ガス分析
血液ガス分析では、CBCや生化学検査では測定できない動静脈血中のガスや酸塩基の状態を知ることができるので、症例の病態に対する理解や治療方針の決定に有用です。特に救急現場では使用頻度が高く、患者の救命につながる重要な情報を提供します。しかしこれらの利点を理解していても、獣医療では動脈血の採血が困難なことも多く、実際に活用できている施設はまだそれほど多くはありません。そこで本特集では、臨床現場において血液ガス分析を取り入れる前に知っておくべき知識として、測定の意義や数値の解釈、静脈血の利用を解説した上で、救急現場での使用事例を紹介します。
▽測定の意義と病態理解
佐野忠士
▽救急現場での使用事例
杉浦洋明
■子犬と子猫の診療入門
第12回 「皮膚疾患」
村山信雄
■臨床現場で活かす! 基礎から学び直す細胞診
第11回 「口腔・唾液腺」
田邊美加、監修:内田和幸
■診断に活かす 心エコー図検査の第一歩
第5回 「ドプラ法を用いた評価」
中村和弘、監修:佐藤貴紀
■こんな症例に出会ったら? とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第46回 「たおれるのは不整脈のせいですか?」
島村俊介
■X線読影 プロフェッショナルの思考回路
第8回 「Case6:腹部X線3」
坂大智洋、監修:中山智宏
■消化管内視鏡の適応を知る! 消化器疾患症例集
第18回 「ガストリノーマが疑われた犬の1例」
中島 亘
■私の心に残るあの症例
第10回 「IBD? 高分化型リンパ腫? 病理・クローナリティ検査を再考する転機となった2症例」
鳩谷晋吾
■ビジュアルで理解するフェレットの外科
第5回 「体表腫瘤Part1」
戸崎和成
■動物病院のオペ室のつくりかた
第5回 「大型動物病院のオペ室 ~東千葉動物医療センター~」
上村博之
■Close Up!
「犬アトピー性皮膚炎に対するケストースの効果」
牧田玲奈、高橋真裕子、藤井 匡、栃尾 巧、川野浩志
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