特集
Feature Article!猫の慢性腎臓病へのアプローチ ~症例から学ぶ診断・管理法~
慢性腎臓病(CKD)は中~高齢の猫で一般的な疾患であり、その臨床所見や経過は多種多様ですが、内科治療や食事療法などによる長期的な管理が必要です。中でも血圧と蛋白尿は重要な所見ですが、単純な検査数値だけでは判断できないことがあり、適切な治療を行うためには注意が必要です。また、急性腎障害(AKI)なのかCKDなのか鑑別がつきにくい(あるいは急性から慢性に移行する)複雑な症例も存在し、臨床家には慎重な診断が求められます。そこで本特集では、実際の症例に対してどのようにアプローチしていけばよいのか、指導医と研修医(勤務医)との対話形式で紹介します。
▽高血圧の評価 ~これって本当に高血圧ですか?~
山本宗伸
▽蛋白尿のコントロール ~おしっこの回数が増えてきました~
小林沙織
▽AKIとCKDの鑑別 ~急に元気がなくなりました~
山野茂樹
■子犬と子猫の診療入門
第11回 「呼吸器疾患」
谷口哲也
■臨床現場で活かす! 基礎から学び直す細胞診
第10回 「肺・胸腺・傍神経節」
来田千晶、監修:内田和幸
■診断に活かす 心エコー図検査の第一歩
第4回 「その他の断面像/Mモードの利用法/FS・EF・LA/Aoの評価」
小野貞治、監修:佐藤貴紀
■こんな症例に出会ったら? とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第45回 「呼吸が苦しそうで夜間救急から来院します」
末松正弘
■私の心に残るあの症例
第9回 「てんかん重積状態を集中管理で乗り切った脳炎症例」
笹岡一慶
■ウサギ診療 これだけは!
第4回 「歯牙疾患」
成毛淳人
■ハムスター臨床 ステップアップ講座
第7回 「生殖器疾患の外科処置」
小沼 守
■動物病院のオペ室のつくりかた
第4回 「専門病院のオペ室」
佐藤成美
■Close Up!
「ジャック・ラッセル・テリアの遺伝性消化管ポリポーシス ~疾患の原因遺伝子変異と病態~」
平田暁大、吉嵜響子、川部美史、西飯直仁、森 崇、酒井洋樹
年間購読をご希望の方はこちらからお申込みください。