特集
Feature Article!犬と猫の内分泌器官の評価 ~病態理解と診断へのステップ~
犬の副腎皮質機能亢進症や猫の甲状腺機能亢進症など、一次診療施設では様々な内分泌疾患に遭遇します。含まれる疾患は多様ですが、特に副腎・下垂体・甲状腺・上皮小体に多くみられ、それぞれ代表的な疾患が存在します。これらの疾患には複数の器官が関与し、複雑な病態となることも少なくないため、各臓器を的確に評価し、病態を把握した上で治療を進めていくことがたいへん重要です。そこで本誌では3号にわたり、内分泌器官の基礎知識や代表的な内分泌疾患の診断・治療戦略について取り上げます。本号では病態理解を深めるため、概要とともに診断手順について紹介します。
▽副腎と下垂体 ~臨床現場のデータから読み解く代表疾患の診断~
長谷川 承
▽甲状腺と上皮小体 ~正しい診断のための注意点~
手嶋隆洋
■X線読影 プロフェッショナルの思考回路
第4回 「Case2:腹部X線1」
坂大智洋、監修:中山智宏
■臨床現場で活かす! 基礎から学び直す細胞診
第3回 「腫瘍の評価方法」
田邊美加、監修:内田和幸
■基礎からおさえる 呼吸器診療の最前線
第23回 「横隔膜ヘルニア」
鴫原果映、監修:藤田道郎
■臨床家のための病理診断とマージン評価
第3回 「肥満細胞腫」
鄭 明奈
■ロジックで学ぶ 犬と猫の臨床テクニック
第24回 「細胞診Part 1:細胞診の基礎知識」
野上 英
■こんな症例に出会ったら? とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第40回 「咳が止まらず、失神もします」
高村一樹
■チンチラの医学
第6回 「骨疾患」
霍野晋吉
■Seminar Report
「一次診療施設での猫SAA測定の有用性を考える」
演者:黒島稔也、コメンテーター:大野耕一
■症例報告
「犬のアレルギー性皮膚炎における悪化要因の
評価としてのイトラコナゾール全身療法」
柴田久美子
■Close Up!
「犬緑内障の原因・分類・検査・治療とトータルケア」
金井一享
■Close Up!
「ウサギにおける理学療法の実践」
若松 勲
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