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猫の鎮痛を再考する

猫の手術は一次診療施設でも頻繁に実施されています。どんな手術においても鎮痛は必要不可欠ですが、近年では動物の福祉・倫理への関心が高まっていることもあり、臨床家はより周術期の痛みをコントロールすることが求められています。一方で猫は犬とは異なる生理学的特徴をもっているため、犬での数値や管理をそのまま外挿することはできません。そこで本特集では、猫の痛みに対する生理学的変化と評価法を整理し、全身麻酔および局所麻酔の使用法に関する最新の知見を提供していただきました。

▽総論 ～痛みに対する生理的変化と評価法～
伊丹貴晴

▽全身麻酔 ～薬剤の代謝・作用部位・犬との違いを見直す～
関　瀬利

▽局所麻酔 ～神経ブロックのテクニックと症例からみる有効性～
飯塚智也


■子犬と子猫の診療入門
第４回　｢子猫の予防医療｣
桑原　岳

■臨床現場で活かす！ 基礎から学び直す細胞診
第２回　｢炎症と腫瘍の鑑別ポイント｣
榎本薫子、浅川　翠、監修：内田和幸

■基礎からおさえる 呼吸器診療の最前線
第22回　｢縦隔腫瘍・胸膜腫瘍｣
谷口哲也、藤原亜紀、監修：藤田道郎

■消化管内視鏡の適応を知る！ 消化器疾患症例集
第15回　｢胃腸粘膜にくい込んだひも状異物を内視鏡で摘出した犬の１例｣
中島　亘

■臨床家のための病理診断とマージン評価
第２回　｢検体の提出方法と臨床現場でのテクニック｣
二瓶和美

■こんな症例に出会ったら？ とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第39回　｢前肢が痛そうです｣
近澤征史朗

■私の心に残るあの症例
第３回　｢血管炎の猫の１例｣
森本真一郎

■ハムスター臨床 ステップアップ講座
第３回　｢麻酔導入と周術期管理｣
小沼　守

■ビジュアルで理解する フェレットの外科
第２回　｢基本的な臨床手技Part２：各種検査方法（後編）｣
戸崎和成

■Vet’s VOICE
第19回　｢問題行動がむしろ恵みの雨となるように…｣
室井尚子

■症例報告
｢猫の進行性骨化性線維異形成症の１例｣
外山康二、山田薫子、茅沼秀樹