内容

犬と猫のＸ線検査の撮影法・読影法をイチからわかりやすく解説。
多様な症例とDICOMデータ付き練習問題も掲載し、この一冊で画像診断の専門家の読影思考プロセスが習得できる!

実際の症例を豊富に用いて、Ｘ線画像の読影思考プロセスを丁寧に解説。基礎知識、症例解説、トレーニングの流れで実践的な力を養うことができる。最新の文献に基づいた知見や、CT画像も掲載しており、これからＸ線読影を学びたい方から経験豊富な獣医師まで幅広く活用できる一冊。


【本書の特長】
●獣医学雑誌『CAP』の人気連載「Ｘ線読影 プロフェッショナルの思考回路」を単行本化。情報を大幅に追加して再編集しており、より充実した内容に。

●読影を行うために必要なＸ線検査についての知識を基礎から解説。造影Ｘ線検査や画像診断書の作成などについても紹介。

●日常診療で遭遇しやすい疾患を取り上げ、稟告や症状をふまえたＸ線読影の考え方、鑑別診断までの流れを紹介し、部位ごとに画像から読み取れる情報を丁寧に解説。

●専用サイトからDICOMデータをダウンロードすることで、実践的なトレーニングを積むことができる練習問題を掲載。

目次

第１章　Ｘ線検査の基礎知識
Ｘ線撮影について
　Ｘ線撮影装置の原理と構造
　CRとDR
　実際の撮影
　撮影した画像の品質評価
　撮影した画像の表示について
造影Ｘ線検査について
　陽性造影剤
　陰性造影剤
　おもな造影法
Ｘ線読影について
　読影に必要な準備
　読影の手順と画像診断書の作成
　系統的評価の重要性

第２章　胸部の読影
胸部のポジショニング
胸部の撮影・読影の基本　
　はじめに
　撮影法
　心臓
　肺血管
　気管
　肺
　胸腔
　縦隔
　食道
　リンパ節
　骨格
　読影
胸部Ｘ線 Case １
胸部Ｘ線 Case ２
胸部Ｘ線 Case ３
胸部Ｘ線 Case ４

第３章　腹部の読影
腹部のポジショニング
腹部の撮影・読影の基本
　はじめに
　撮影方法
　漿膜面ディテイル
　肝臓
　脾臓
　胃
　小腸
　大腸
　膵臓
　副腎
　腎臓
　膀胱
　卵巣・子宮
　前立腺
　リンパ節
　腰椎・骨盤
　まとめ
腹部Ｘ線 Case １
腹部Ｘ線 Case ２
腹部Ｘ線 Case ３
腹部Ｘ線 Case ４

第４章　頭部の読影
頭部の撮影・読影の基本
　はじめに
　頭蓋冠
　口腔・顎
　鼻腔
　咽頭
　鼓室胞
　まとめ
頭部Ｘ線 Case １
頭部Ｘ線 Case ２

第５章　頚部の読影
頚部の撮影・読影の基本
　はじめに
　撮影法
　読影法
頚部Ｘ線 Case １

第６章　脊椎の読影
脊椎の撮影・読影の基本
　はじめに
　撮影法
　解剖
　異常所見
　まとめ
脊椎Ｘ線 Case １
脊椎Ｘ線 Case ２

第７章　四肢の読影
四肢の撮影の基本
　はじめに
　撮影の基本
　正常犬における四肢のＸ線画像と撮影法
　ポジショニングを成功させるコツ
　まとめ
四肢の読影の基本
　はじめに
　骨の構造
　骨の評価
　骨の病変
　軟部組織の評価
　関節の評価
　関節の病変
　まとめ
四肢Ｘ線 Case １
四肢Ｘ線 Case ２
四肢Ｘ線 Case ３
四肢Ｘ線 Case ４

第８章　読影のトレーニング
DICOM データのダウンロード・表示法
練習問題　１
練習問題　２
練習問題　３
練習問題　４
練習問題　５
練習問題　６
練習問題　７
練習問題　８
練習問題　９
練習問題　10