馬の寄生虫対策ハンドブック

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    内容

    国内初の馬に焦点を絞った寄生虫対策の専門書。
    エビデンスに基づいた寄生虫対策の知識と技術が身に付く一冊!

    馬の寄生虫対策について、馬に寄生する寄生虫、寄生虫対策の基本方針、寄生虫の検査と診断、症例集の4つのパートに分けてわかりやすく解説。近年、駆虫薬耐性を持つ寄生虫が問題となっていることから、寄生虫が駆虫薬耐性を獲得するメカニズムや駆虫薬に頼らない対策についても言及している。

    【本書のポイント】
    ◆エビデンスに基づいた寄生虫対策の知識や技術を身に付けることができる。
    ◆馬の寄生虫について、生態と生活環、病態と臨床症状、環境要因、宿主の要因、寄生虫の要因を説明。
    ◆駆虫薬を用いた対策と駆虫薬に頼らない対策、耐性獲得のメカニズムについて解説。
    ◆駆虫薬の投与プログラムを掲載。
    ◆基本的な検査はもちろん、最新のものも紹介。
    ◆寄生虫感染症が疑われる際の問診に役立つ基本情報も満載。
    ◆22の症例から寄生虫感染症の診断・対策を学べる。

    目次

    第1部 消化管内に寄生する寄生虫とその感染に影響を及ぼす要因
    第1章 馬の寄生虫の生態と生活環
    線虫Nematode
    条虫Cestode
    節足動物
    吸虫Trematode

    第2章 寄生虫感染の病理と臨床症状
    線虫
    条虫
    節足動物
    一般的な寄生の影響

    第3章 寄生虫感染に影響を及ぼす環境要因
    円虫の成長
    円虫の生存性
    コンピュータ・シミュレーション
    その他の寄生虫
    まとめ

    第4章 寄生虫感染に影響を及ぼす宿主の要因
    免疫
    まとめ

    第5章 寄生虫感染に影響を及ぼす寄生虫の要因
    繁殖
    感染能獲得までの形態の変化
    感染方法
    生活環におけるステージの進行
    寄生虫の成虫の生存性
    繁殖の季節性
    寄生虫対策への適応

    第2部 馬の寄生虫対策の基本方針
    第6章 薬剤に頼らず寄生虫の感染を減らす
    用語の定義
    はじめに
    汚染を抑制する方法
    感染性を抑制する方法
    感染能獲得までの形態の変化を抑制する方法
    まとめ

    第7章 薬剤を用いた寄生虫対策
    駆虫薬
    駆虫薬による有害反応
    駆虫薬投与プログラム

    第8章 駆虫薬耐性
    ベンズイミダゾール(BZ)系
    ピリミジン系
    マクロライド(ML)系
    その他の駆虫薬
    駆虫薬耐性のメカニズム
    寄生虫のレフュジア
    駆虫薬のローテーション

    第3部 寄生虫学的な検査と診断
    第9章 検査と診断
    虫卵検査

    第10章 駆虫薬耐性の検出
    糞中虫卵数減少試験(FECRT)
    FEC測定法の選択
    耐性を診断するためのガイドライン
    FECRTの解釈
    虫卵再出現期間(ERP)
    ERPの定義
    ERPの情報をどのように得るか

    第11章 経過に関する情報の評価
    誰が(Who)?
    何を(What)?
    いつ(When)?
    どこで(Where)?
    なぜ(Why)? どのように(How)?
    ほかに考えるべきこと

    第12章 エビデンスに基づいた寄生虫対策
    エビデンス(科学的な根拠)を考慮する
    駆虫薬の効果の評価
    対策指針の基本
    成馬の牧場での対策
    将来的に期待されていることは何か?
    してはいけない10のこと
    セルフアセスメントに役立つ症例集

    第4部 症例集
    Case 1 謎の薬
    Case 2 ピランテルの有効性評価
    Case 3 イリノイ州の1歳馬(イヤリング)における虫卵検査結果
    Case 4 腹膜炎と寄生虫
    Case 5 駆虫後の舎飼い
    Case 6 子馬の疝痛
    Case 7 検疫に関するアドバイス
    Case 8 下痢と疝痛
    Case 9 子馬の下痢
    Case 10 口腔内疾患
    Case 11 皮膚疾患
    Case 12 訴訟事件
    Case 13 繰り返し行う虫卵検査
    Case 14 繰り返す疝痛
    Case 15 イベルメクチンの有効性
    Case 16 子馬の駆虫
    Case 17 イベルメクチンと虫卵の再出現
    Case 18 その虫の名は
    Case 19 1歳馬(イヤリング)のための寄生虫対策
    Case 20 駆虫に対する反応
    Case 21 駆虫薬に対する中毒?
    Case 22 駆虫プログラムを修正すべき?

    著:Martin K. Nielsen、Craig R.Reinemeyer
    翻訳:妙中 友美
    B5判 212頁
    ISBN978-4-89531-392-6
    2019年12月発行
    定価:本体16,800円(税別)


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