内容

動物病院の皮膚科・耳科診療を確かなステージへと導く臨床家必携の一冊！

遭遇頻度が最も高い皮膚科・耳科疾患について、病態・検査とその評価・治療法・インフォームのポイントを詳説。ジェネラリストが知っておきたい皮膚科・耳科診療のエッセンスを集約した決定版。


【本書のポイント】

・一次診療で対応したい代表的な皮膚科・耳科疾患を網羅。600点以上の写真・イラストを用いてわかりやすく解説。
獣医学雑誌『CAP』2016年2月号から2017年9月号まで1年7ヶ月にわたり連載された「どうみる？ どう治療する？ 皮膚科診療」を書籍化。連載時より写真・イラストをより見やすくレイアウトし直すとともに、オブジェクトやシェーマを多用。さらに理解が深まるように再編集。

・『CAP』連載時から情報を大幅にアップデートし新規項目を追加収録。
書籍化に伴い『CAP』に掲載されたものについては加筆・修正。さらに、新規原稿を約160頁追加し、より充実。

・スペシャリスト14名による執筆。
アジア獣医皮膚科専門医・日本獣医皮膚科学会認定医など国内の第一線で活躍するスペシャリスト14名による最新の知識を集約。

目次

Part1　皮膚科診療
Chapter1　皮膚の構造・機能・免疫
皮膚の正常構造・機能　　関口麻衣子（アイデックス ラボラトリーズ）
皮膚の免疫　　大森啓太郎（東京農工大学）

Chapter2　皮膚科の診断および治療の総論
シグナルメントとヒストリーの聴取　　大隅尊史（東京農工大学）
皮膚科身体検査　　大隅尊史（上掲）
皮膚疾患の診断学的検査法　　柴田久美子（DVMsどうぶつ医療センター横浜）
IgE検査とリンパ球反応検査　　大森啓太郎（上掲）
皮膚疾患の治療薬　　村山信雄（犬と猫の皮膚科）

Chapter3　感染症
細菌性疾患：犬の膿皮症　　伊從慶太（Vet Derm Tokyo）
犬のマラセチア　　加納　塁（日本大学）
真菌性疾患　　加納　塁（上掲）
犬の外部寄生虫疾患　　村山信雄（上掲）

Chapter4　犬のアレルギー性皮膚炎
犬アトピー性皮膚炎　　森　啓太（犬と猫の皮膚科）
食物アレルギー　　森　啓太（上掲）
ノミアレルギー性皮膚炎　　森　啓太（上掲）
その他のアレルギー性皮膚炎　　森　啓太（上掲）

Chapter5　犬の脱毛症
先天性の脱毛症　　柴田久美子（上掲）
後天性の脱毛症：内分泌疾患　　大嶋有里（犬と猫の皮膚科）
後天性の脱毛症：その他　　柴田久美子（上掲）

Chapter6　犬の自己免疫性皮膚疾患・免疫介在性疾患
比較的遭遇する自己免疫性皮膚疾患　　藪添敦史（薮添動物病院）
比較的遭遇する免疫介在性疾患　　藪添敦史（上掲）

Chapter7　その他の皮膚疾患
犬の角化症　　柴田久美子（上掲）
犬と猫の爪・肉球の疾患　　伊從慶太（上掲）
犬の先天性・遺伝性疾患　　　　大嶋有里（上掲）

Chapter8　猫の痒み行動と猫特有の皮膚疾患
猫の痒み行動1～臨床病型別のアプローチ～　　　　村山信雄（上掲）
猫の痒み行動2～過敏性疾患と免疫介在性疾患～　　　　　　大嶋有里（上掲）
猫特有の皮膚疾患　　神田聡子（Vet Derm Tokyo）

Chapter9　皮膚腫瘍
犬の皮膚腫瘍　　下ノ原　望（アイデックス ラボラトリーズ）
猫の皮膚腫瘍　　下ノ原　望（上掲）

Chapter10　ウサギでよくみられる皮膚疾患
ウサギの皮膚構造および皮膚疾患の概要　　　　三輪恭嗣（みわエキゾチック動物病院，東京大学）
ウサギの主要な皮膚疾患とその治療　　三輪恭嗣（上掲）
ウサギの皮膚腫瘍・膿瘍　　三輪恭嗣（上掲）

Part2　耳科診療
Chapter1　耳介の皮膚疾患
犬の耳介の皮膚疾患　　大隅尊史（上掲）

Chapter2　外耳炎
外耳炎の概要　　今井昭宏（東京大学）
急性外耳炎の診断と治療　　今井昭宏（上掲）
慢性外耳炎の診断と治療　　今井昭宏（上掲）

Chapter3　中耳炎
中耳炎の概要　　今井昭宏（上掲）
犬と猫の（急性・慢性）中耳炎の診断と治療　　今井昭宏（上掲）
犬の真珠腫の診断と治療　　今井昭宏（上掲）
犬の滲出性中耳炎の診断と治療　　今井昭宏（上掲）
猫の炎症性ポリープの診断と治療　　今井昭宏（上掲）