伴侶動物の麻酔テクニック

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    内容

    臨床現場で必要とされる麻酔の知識と実践的なテクニックを幅広く網羅しビギナーからスペシャリストまで活用できる実用的な一冊!

    基本的な薬理学や生理学に加え、麻酔機器の準備・使用法から動物種ごとの麻酔の手技・手順まで掲載。疾患や手術ごとの麻酔に関する事前対策や複雑化した手法、局所麻酔法も細かく紹介。併発疾患を考慮した犬・猫に対する具体的な麻酔プロトコールを提示しているので実践しやすい。

    【本書のポイント】
    1.麻酔にかかわるさまざまな機器を紹介するとともに、麻酔器の準備を安全に進めるための方法、モニタリングの実際まで簡潔にわかりやすく解説。

    2.麻酔プロトコールに使用される薬剤の関連情報が分類・リスト化されているため、投与前に知っておくべき薬剤のポイントを押さえやすい。

    3.具体的な麻酔プロトコール例を知ることにより、起こりうる問題を予期し、適切な対処法がわかる。

    4.フェレット、ウサギ、げっ歯類、鳥類、爬虫類などのエキゾチックアニマルの特徴や取り扱い方、そして麻酔のプロセスを注意点も含めて丁寧に解説。

    目次

    Chapter 1 麻酔の手順
    Step1:麻酔前評価
    Step2:前投与
    Step3:導入
    Step4:麻酔維持期
    Step5:回復期/術後期

    Chapter 2 麻酔装置とモニタリング
    1.麻酔器
    2.麻酔器の準備
    3.麻酔深度のモニタリング
    4.機械的人工換気(MV)あるいは間欠的陽圧換気(IPPV)
    5.モニタリング機器

    Chapter 3 麻酔薬と輸液
    麻酔プロトコールに使用される薬剤・輸液の分類と詳細

    Chapter 4 外科手術ごとの麻酔プロトコール
    1.軟部組織外科
    2.整形外科/神経外科
    3.眼科手術
    4.内視鏡手術
    5.その他の手技

    Chapter 5 併発疾患のある動物の麻酔
    1.心血管系疾患
    2.内分泌疾患
    3.肝疾患
    4.神経疾患:頭蓋内疾患
    5.腎疾患
    6.呼吸器/肺疾患
    7.麻酔に影響を及ぼす他の状況

    Chapter 6 麻酔の合併症
    1.心血管系の合併症
    2.血圧
    3.呼吸器系の合併症
    4.酸塩基平衡の異常
    5.電解質異常
    6.血糖管理
    7.その他の合併症

    Chapter 7 エキゾチック動物における麻酔・鎮痛法
    1.一般的なエキゾチック哺乳動物
    2.鳥類
    3.は虫類

    Chapter 8 局所麻酔法(局所ブロック)
    1.静脈内局所麻酔薬注入ブロック(ビールブロック)もしくは経静脈内局所ブロック
    2.腕神経叢ブロック
    3.肢端部ブロックもしくはリングブロック(橈骨,尺骨神経および/または正中神経)
    4.硬膜外麻酔
    5.大腿および坐骨神経ブロック
    6.浸潤もしくは飛沫ブロック(スプラッシュブロック)
    7.肋間神経ブロック
    8.胸膜腔内ブロック
    9.関節腔内ブロック(関節ブロック)
    10.口腔の神経ブロック
    11.傍脊椎ブロック
    12.球後ブロック

    Appendices
    CSU急性痛スケールの使用方法
    薬剤の希釈と溶解の際の計算法
    心肺蘇生(CPR)処置
    定速静脈内投与(CRI)速度の計算法
    輸液剤自然滴下時の滴下速度の計算法 ほか

    著:Amanda M.Shelby、Carolyn M.McKune
    監訳:佐野 忠士
    B5判 320頁
    ISBN978-4-89531-281-3
    2016年11月発行
    定価:本体7,800円(税別)



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