内容
牛の外科手術と跛行に関する実践マニュアルの決定版! 牛の外科手技と跛行に関する最新の情報を追加した『 牛の外科マニュアル 』の第2版。牛の頭部、頸部、腹部のほか、雌の泌尿生殖器・乳頭、雄の泌尿生殖器の手術手技について、適切な手術環境、器具の準備、消毒法、効果的な麻酔、縫合法など基本的な周辺情報とともに丁寧に解説。また跛行・蹄疾患の各種治療法はもちろん、その経済的損失についても記述する。牛の外科手術に関して経験が浅い臨床獣医師や獣医師を志す学生に最適の一冊。目次
第1章 総論と麻酔器具
無菌法
縫合糸と縫合法
術前評価
保定法
前投与薬と鎮静薬
局所麻酔薬
局所麻酔
全身麻酔
ショック輸液療法
抗菌薬による化学療法
創傷治療
冷凍療法
尾椎の静脈穿刺
遺伝的欠陥
第2章 頭部および頸部
摘芽および除角
前頭洞の円鋸術(蓄膿症)
眼瞼内反
第3眼瞼弁(瞬膜)フラップ
眼球腫瘍
眼の異物
眼球摘出術
気管切開術
食道梗塞
第3章 腹部手術
局所構造
試験的開腹術―左ケン部
試験的開腹術―右ケン部
第一胃切開術
半永久的な第一胃瘻管形成術
第四胃左方変位
第四胃右方変位、拡張および捻転
その他の第四胃疾患
盲腸拡張と変位
腸重積
腸閉鎖を示す他の疾患
腹膜炎
臍ヘルニアと膿瘍
腫瘍を含む消化器疾患
迷走神経性消化不良(Hoflund症候群)
腹腔穿刺
肝臓バイオプシー
肛門と直腸の閉鎖
直腸脱
第4章 雌の泌尿生殖器手術
帝王切開術(子宮切開術)
膣および頸管脱
子宮脱
会陰裂傷
卵巣切除術
第5章 乳頭手術
乳頭口、乳頭管またはフルステンベルグのロゼットの狭窄
乳頭内腔の肉芽腫
乳頭基底膜の閉塞
乳頭の外傷性裂傷
乳頭閉鎖
乳頭括約筋の機能不全
乳頭切除術
第6章 雄の泌尿生殖器手術
包皮脱
陰茎血腫
尿石症
陰茎挿入の防止
精管切除術
精巣上体切除術
陰茎の先天異常
陰茎の腫瘍
去勢術
第7章 跛行
発生
経済的重要性
病名
趾間壊死桿菌症
趾間過形成
蹄底潰瘍
蹄底穿孔
白帯離開および白帯膿瘍
蹄葉炎(蹄真皮炎)
その他の蹄病
・趾皮膚炎
・疣状皮膚炎
・趾間皮膚炎
・蹄球びらん(スラリーヒール)
・縦(垂直)または横(水平)裂蹄
・蹄骨の骨折
深部感染
断趾術
その他の趾の手術
・断趾後の深趾屈腱および腱鞘の切除
・深および浅趾屈腱と腱鞘の切除
・趾間接および遠位挿子骨の切除
・趾間過形成の切除
蹄の形成異常、過剰成長および治療的削蹄
蹄浴
牛群問題のチェックリスト
子牛の感染性関節炎
屈腱短縮症
足根および手根ヒグローマ
膝蓋骨脱臼
痙攣性不全麻痺
股関節脱臼
膝跛行
肢の神経麻痺
肢の骨折
整形外科疾患へのアクリルおよび樹脂の使用
骨関節の抗生剤治療
●付録
1.参考図書
2.略語
3.会社・団体名と所在地
・器具メーカーと取扱い業者
・縫合糸、針、包帯材などのメーカーと取扱い業者
・公立および専門の団体、出版社、農業および育種協会
4.旧単位とSI単位の変換係数
著:A.David Weaver、Guy St Jean、Adrian Steiner
監訳・訳:田口 清
訳:鈴木 一由
A5判 336頁
ISBN978-4-88500-425-4
2008年1月発行
定価:本体4,800円(税別)
監訳・訳:田口 清
訳:鈴木 一由
A5判 336頁
ISBN978-4-88500-425-4
2008年1月発行
定価:本体4,800円(税別)
手術手技と跛行