内容

細胞写真250点をクローズアップし、日常的に臨床で遭遇するすべての異常を網羅

写真が大きく簡潔な説明！　コンパクトで使いやすい！
動物看護士と獣医師が、臨床や教育などの様々なシーンで活用できる画期的な内容！

１頁１点の大型で鮮明な細胞写真を250点取り上げ、わかりやすく解説。136点の異常細胞と114点の正常細胞を比較することで、異常な部分が一目で理解できる。また、総論部分では、良い塗抹の引き方、染色方法、顕微鏡の見方を実際の血液写真を基にわかりやすく解説し、知っておきたい基本用語の再チェックもできる。



［本書の特長］
●良い塗抹の引き方、染色方法、顕微鏡の見方を実際の血液写真を基にわかりやすく解説。知っ
ておきたい基本用語の再チェックもできる。
●大型で鮮明な細胞写真を1頁1点取り上げ、わかりやすく解説。136点の異常細胞と114点の正常細胞を比較することで、異常な部分が一目で理解できる。
●形状と色から目的の血液細胞にたどりつくことができる便利な索引付き。

目次

わからない細胞があったら…（索引）

総論（塗抹標本と観察の準備）

カバーグラス血液塗抹
染色して封入した血液塗抹
スライドグラス十文字重ねて作った塗抹標本
悪い塗抹標本
塗抹標本の種類と観察する場所
悪い染色
悪い封入
標本上のゴミ
悪い塗抹
観察にはあまり適さない部位　
同じ標本での観察に適した部位
観察できる部位


総論（細胞の形態に関する用語説明）

核と細胞質
核のクロマチン結節
核小体
クロマチン結節に乏しい核
核の切れ込み
好塩基性
弱好塩基性
好酸性
アズール好性
空胞
足を伸ばした細胞質
核周明庭
ゴルジ野
細胞分裂像


各論（正常）

赤血球正常　犬５点　猫４点
血小板正常　犬８点　猫３点
好中球正常　犬４点　猫３点
リンパ球正常　犬10点　猫７点
単球正常　犬16点　猫14点
好酸球正常　犬９点　猫５点
好塩基球正常　犬２点　猫４点


各論（異常）

●赤血球異常
犬の赤血球の並び方の異常：連銭形成
猫の赤血球の並び方の異常：連銭形成
犬の赤血球の並び方の異常：自己凝集
猫の赤血球の形の異常：金平糖状赤血球
犬の赤血球の形の異常：大小不同と多染性
犬の赤血球の形の異常：赤芽球
犬の赤血球の形の異常：ハウエル・ジョリー小体
猫の赤血球の形の異常：赤芽球
猫の赤血球の形の異常：好塩基性斑点
犬の赤血球の形の異常：赤芽球と好塩基性斑点
犬の赤血球の形の異常：好塩基性斑点
犬の赤血球の形の異常：奇形赤血球，分断赤血球
猫の赤血球の形の異常：奇形赤血球
犬の赤血球の形の異常：奇形赤血球
猫の赤血球の形の異常：奇形赤血球，有棘赤血球
犬の赤血球の形の異常：偏心赤血球
猫の赤血球の形の異常：ハインツ小体
犬の赤血球の形の異常：球状赤血球
猫の赤血球の形の異常：球状赤血球
犬の赤血球の形の異常：バベシア・ギブソニ感染
猫の赤血球の形の異常：ヘモプラズマ感染
犬の赤血球の厚みの異常：菲薄赤血球
犬の赤血球の厚みの異常： 菲薄赤血球，標的赤血球
犬の赤血球の厚みの異常： 菲薄赤血球，鉄欠乏性貧血
犬の赤血球の形の異常： ジステンパーウイルス封入体
猫の赤血球の形の異常： 多染性を伴わない大小不同
猫の赤血球の形の異常： 多染性を伴わない大小不同と巨赤芽球
犬の血液の異常：ミクロフィラリア

●血小板異常
犬の血小板増加症

●白血球異常：全体の異常
犬の好中球再生性左方移動
猫の好中球変性性左方移動
犬の赤芽球増加
犬の重度の白血球増加症

●白血球異常：顆粒球異常
犬の中等度の左方移動
猫の好中球の中等度の中毒性変化，細胞質好塩基性
猫の好中球の軽度の中毒性変化，デーレ小体
猫の好中球の重度の中毒性変化，細胞質空胞化
猫の好中球の重度の中毒性変化，
細胞質好塩基性と空胞化
猫の好中球の重度の中毒性変化，偽ペルゲル異常
猫の好中球の重度の中毒性変化，輪状核好中球
猫の好中球の重度の中毒性変化，細菌貪食像
猫のペルゲル異常
猫の好酸球増加症
犬のジステンパーウイルス封入体

●白血球異常：リンパ球の異常
犬の免疫刺激リンパ球
犬のアズール顆粒リンパ球
猫の免疫刺激リンパ球
猫のアズール顆粒リンパ球
猫の大顆粒リンパ球の腫瘍（リンパ腫）
犬の慢性リンパ球性白血病
犬の高分化型リンパ腫
犬の慢性リンパ球性白血病の急性転化
犬のリンパ腫，ステージ５
犬の高グレードリンパ腫，ステージ５
犬の急性リンパ芽球性白血病
猫の大顆粒リンパ球腫瘍（LGLリンパ腫）
猫の多発性骨髄腫

●白血球異常：分類不能
猫の分類不能の芽球
猫の分類不能の細胞
犬の分類不能の細胞