内容
フライドチキンで骨格標本を作ってみよう!身近に手に入る素材を使って、フライドチキンの骨から骨格標本を作る方法を豊富なカラー写真とともに解説。
また、骨を通して進化の基礎知識や恐竜と鳥の共通点などを紹介。
博物館クオリティの本格的な骨格標本作りが体験できる一冊。
【本書のポイント】
・学芸員である著者が、博物館で展示されるような本格的な骨格標本の作り方をやさしく解説。
・骨格標本作りには身近な素材を使うため、誰でも取り組みやすい。
・骨を通して生物の進化の歴史と“現生恐竜”とも呼ばれるニワトリと恐竜の共通点を丁寧に解説。
・恐竜やニワトリの骨格図や骨格標本の工作過程の写真を豊富に掲載。
・小学校低学年からでも読みやすい総ルビ仕様。
・小中学生の自由研究にも最適。
目次
[解説編1 つながる骨の歴史]1.何の骨?
恐竜の骨
恐竜の一種?
2.骨とは何だ?
骨の成分と構造
骨の歴史
3.脊椎動物の出現と恐竜の繁栄
脊椎動物の歴史
恐竜から鳥へ
恐竜と鳥の共通点「手足」
鳥の前肢の指は第1~3指か第2~4指か
鳥類の分岐後の進化と特徴
白亜紀末の大量絶滅
[解説編2 ニワトリの骨を探れ!]
1.鳥の代表ニワトリ
身近な鳥
ニワトリの分類・系統
食材としてのニワトリ
2.ニワトリの骨
軽くて強い骨
胸部
飛ぶ筋肉がつく胸骨/肩甲骨/叉骨/気嚢・中空な骨
前肢(翼)
前肢/上腕骨/前腕/手根骨/指
腰部(骨盤)
腰部/尾端/寛骨臼
後肢(脚)
大腿/スネ/中足/趾
[工作編 作ってみよう!]
1.心がまえ
未来に残すものを作る
2.試料の入手
何をつかう?
3.肉を取り除く(除肉)
注意して食べて、無駄にしない
手順
4.薬品処理1(除肉・漂白)
組み立て作業に入る前の処理
手順:オキシドールの扱い方
5.薬品処理2(脱脂)
アセトンの扱いには十分な注意を!
手順:アセトンの扱い方
6.骨格の組み立て
分解できるように作る
作業に入る前に
ウイング、ドラム
リブ、サイ
キール
7.台座・ラベル
完成間近の作業
手順
骨格標本が教えてくれること
[付録]
1.博物館の使命:標本を千年先の人へ
博物館と標本の役割/標本作りで絶対に欠かせない3つのこと
2.も~っと! 骨格標本にチャレンジ!
モミジ/豚足/魚
3.海生哺乳類の骨を手に入れるには?
漂着死体と出会う/骨を取り出すには?
著:志賀 健司
監修:江田 真毅、小林 快次
B5判 104頁 オールカラー
ISBN978-4-89531-866-2
2022年11月発行
定価:本体2,400円(税別)
監修:江田 真毅、小林 快次
B5判 104頁 オールカラー
ISBN978-4-89531-866-2
2022年11月発行
定価:本体2,400円(税別)
よくわかる恐竜と鳥の骨学入門